知ってるようで知らない!?低体温とは

低体温の状態

今現代の女性の体の問題として取り上げられるのが低体温です。
一度は耳にしたことがあるという人もいますが正しく理解している人は少ないです。
そこで低体温とはどのような状態のことを指すのでしょうか。

低体温とは平熱が平均以下になってしまっていることを指します。
私たちの体は、熱いと感じると汗をかくことで体温を下げようとします。
そして寒いと感じたときには体を震わせることで体温を上げようとしています。
このように体が気温をしっかり察知して、対応することで健康維持につながっています。

その適正な体の体温は、36.5度から37度がといわれています。
しかし最近では若い女性だけでなく、子供や男の人など広い範囲で低体温になってしまっています。

低体温とは35度台の体温の人のことを指します。
低体温の人の特徴として真っ先に挙げられるのが冷え性です。
手や足のつま先など体の末端部分が触ると氷のように冷たくなってしまう人もいます。

今まで冬になると冷え性が注目されていましたが、夏のクーラーの使用によって年中冷え性に悩まされるようになりました。
低体温になってしまうことで、冷え性以外にも多くの問題が発生してしまいます。

体の冷えは万病のもと

体が冷えるということは、私たちの体にとってメリットとなるものは何一つありません。
体が冷えてしまうことで、あらゆる病気を生み出すきっかけになっています。

例えば、体が冷えてしまうことで体内の脂肪が燃焼されにくくなり基礎代謝が低下してしまいます。
エネルギーを消費しにくい体になってしまうため、不規則な食生活を続けていくと太りやすくなってしまいます。
また体に必要なエネルギーを生産しにくくなり、元気が出ないなどの症状が生まれます。
同時に疲労回復も追いつかなくなり、疲れやすい体になってしまいます。

そして最後に体温が一度下がってしまうと、体の免疫力が30%低下するといわれています。
そのため低体温になると、風邪をひきやすかったり、治りにくかったり、がんなどの大きな病気にもかかりやすくなってしまいます。

妊娠しにくい体に

女性にとって冷え性は、卵巣の機能に大きな影響をもたらしてしまいます。
体が冷えてしまうことで血流が悪くなると、排卵を促している卵巣のホルモンの分泌が低下してしまいます。

すると生理不順や卵巣機能が低下することで、排卵障害を起こしてしまう可能性があります。
そのため妊娠しにくくなってしまいます。
また下半身が冷えてしまうと卵管も収縮してしまい、妊娠しにくくなってしまいます。
独身の女性やこれから妊娠を希望している人は冷え性の改善をすることで、妊娠しやすいからだに近づけることができます。