「保育士」ってそんなに人手不足なの?

都内で特に不足する保育士

「人手不足」と叫ばれ続ける保育士業界ですが、現在も保育士の求人数は増え続けています。

東京など人口が増え続ける地域では特に顕著です。

地方から上京する人は増え、東京に居住し子供をつくる家庭が多いからです。

保育園不足に対処するために都も緩和に向けたさまざまな取り組みを行っています。

しかしながらこのような基準の緩和は安全面で不安な声も保護者から挙がっていることも事実です。

保育士の給与や働き方など勤務形態から改善した方が良いのではという意見も増えてきています。

地域によって格差が生まれる

地方行政でも補助金制度などさまざまな制度を設けることで子育て支援を活性化させていますし、

保育施設単位でも、休暇や福利厚生において優遇制度を設定することもしばしばです。

ただその場合、補助金制度を十分に出すことができない困窮してる地方の力はどんどん弱体化していきます。

お金があり補助金の多い地域に人は集まることは当然と言えば当然ですが、
大なり小なり地方が衰退する縮図にも通じる話です。

このような偏りを防ぐために、国は公的資金を各地域に投じて、上手にバランスを取るべきだと思われます。

子供が育てられる見込みがない土地には親は世帯を持ちませんし、
家族が暮らしやすい地域づくりを怠れば次々に人は減っていくだけです。

「子育てしやすい」街作りの実現は、全国の地方自治体が抱える重要な課題となっています。